ずいぶん下ってきました、駅まではもう少し!行きながらも山門前を通るのですが、帰りには別の入口から失礼させていただきます。ここ「塩山向嶽寺」も歴史は古く、寺歴では、抜隊(ばっすい)禅師が永和4年(1,378)、ここより北の竹森に草庵を結んだのが始まるとされています。やがて時の領主・武田信成によって里に近い現在の地が寄進され、新たな草庵が建てられました。ここから南を望むと御坂山塊の上に白雪の富嶽(富士山)が見えることから「向嶽庵」と名づけられました。約170年のちに武田信玄がこの寺を外護し、朝廷から抜隊禅師に「恵光大円禅師」の諡号(しごう)を賜って寺格が定められた時から「向嶽寺」となったそうです。寺はたび重なる火災に遭い、唯一当時の建物が残っているのが、重要文化財の「中門」。四脚門・切妻造檜皮(ひわだ)葺で室町時代中期のものとのことです。塩山・・・どこに行っても、武田信玄公なのです。いったいいくつの神社仏閣を外護していたのでしょう???ここは残念ながら参拝はできないようです。
ところでこの向巌寺の山号の「塩山」ですが・・・「塩ノ山」から来ていて・・・。この向嶽寺の裏手、旧塩山市街地の中央に位置し、標高554.7m。名前の由来は諸説があるそうですが、平地にポツリとあるので「四方から見える山・・・しほうのやま」から来ていると伝えられているそうです。どこかで「塩」が採れるのだろうと思っていた私の昔からの考えは全く打ち砕かれました・・・トホホ。
今日の八ヶ岳は曇り。今日・明日はお天気が期待できなうようです。
コメントする