ここ塩山には、江戸時代に「秩父往還」と呼ばれた街道が通っています。当時は、繭や絹などを運ぶ重要な役割を担っていました。どおりで立派なお屋敷が並ぶ通りな訳です。タイムスリップしたような、ここだけは別の時間が流れているような、不思議な感覚に陥ります!中を覗いてみたい衝動に駆られますが、不法侵入者になってはいけません。
さて、この「秩父往還」ですが、現在は・・・山梨県と埼玉県を結ぶ唯一の道路として国道140号となっています。国道140号は埼玉県熊谷市が起点で、途中に長瀞・秩父といった観光地を通り、雁坂峠を抜けて甲府市の南にある増穂町に至る道路です。埼玉と山梨の県境は標高2,000mを越える山々が連なり、秩父多摩甲斐国立公園に指定されています。この県境付近は一昔前は車で通ることはできませんでしたが、現在では雁坂トンネルがあり710円の有料道路料金を払えば、両県を容易に行き来できます。ちなみに、雁坂トンネルは一般国道の山岳トンネルでは日本一の長さがあるそうです。
今日の八ヶ岳は晴れ!台風の影響があり北風が木々をゆらしていますが、きれいな青空が広がっています。
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