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最終回

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やっと塩山駅前の「甘草屋敷」に戻ってきました。最後は甘草屋敷の見学です。有料ですが・・・入るとボランティアの方達がいろいろな説明をして下さいます。そして、お茶まで出して下さいました。長時間歩いてきたので、靴を脱いでゆっくりできるのはありがたいですね♪ここは3階まであるのですが、2階まで見学が可能です。2階には、漆器道具や食器・農機具などなどが置かれています。何種類もの箱善やお椀・お皿が並んでいて、きっとお客様のランクによって替えるのでしょうね。どこに何が入っているのか?どのお客様にはどの食器を使うのか?などなど・・・大勢の女衆がてきぱきと働いている姿が想像できそうです。

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これが2階の様子。正面は1階から続いている大黒柱!何と栗の木だそうです。やっぱり一家の大黒柱は、どっしり・長持ち・・・強くなければいけません!長くこの高野家を支えてきたのですね。

と言う事で、トレッキングの下見シリーズは今日が最終回。本番は11月です。恵林寺のもみじが色づき、枯露柿が金色に軒を彩るのを見に行くのが楽しみです!!!

今日の八ヶ岳は雨・・・台風から伸びる雲に日本中覆われているので仕方ないですね。これからは、一雨毎に寒さに向かっていくのだと思うと、一層寂しく感じます。

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ずいぶん下ってきました、駅まではもう少し!行きながらも山門前を通るのですが、帰りには別の入口から失礼させていただきます。ここ「塩山向嶽寺」も歴史は古く、寺歴では、抜隊(ばっすい)禅師が永和4年(1,378)、ここより北の竹森に草庵を結んだのが始まるとされています。やがて時の領主・武田信成によって里に近い現在の地が寄進され、新たな草庵が建てられました。ここから南を望むと御坂山塊の上に白雪の富嶽(富士山)が見えることから「向嶽庵」と名づけられました。約170年のちに武田信玄がこの寺を外護し、朝廷から抜隊禅師に「恵光大円禅師」の諡号(しごう)を賜って寺格が定められた時から「向嶽寺」となったそうです。寺はたび重なる火災に遭い、唯一当時の建物が残っているのが、重要文化財の「中門」。四脚門・切妻造檜皮(ひわだ)葺で室町時代中期のものとのことです。塩山・・・どこに行っても、武田信玄公なのです。いったいいくつの神社仏閣を外護していたのでしょう???ここは残念ながら参拝はできないようです。

ところでこの向巌寺の山号の「塩山」ですが・・・「塩ノ山」から来ていて・・・。この向嶽寺の裏手、旧塩山市街地の中央に位置し、標高554.7m。名前の由来は諸説があるそうですが、平地にポツリとあるので「四方から見える山・・・しほうのやま」から来ていると伝えられているそうです。どこかで「塩」が採れるのだろうと思っていた私の昔からの考えは全く打ち砕かれました・・・トホホ。

今日の八ヶ岳は曇り。今日・明日はお天気が期待できなうようです。

 

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