ここ柏尾山大善寺は真言宗智山派の名刹であり、国の重要文化財に指定されている「薬師三尊像」が安置してある事でも有名ですが、何と言ってもこの本堂と内部の厨子は国宝に指定されているのです。この大善寺、別名を「ぶどう寺」とも言い、その起源は・・・養老二年(AD718)僧行基が甲斐の国を訪れたとき、勝沼の柏尾にさしかかり、日川の渓谷の大石の上で修行したところ、満願の日夢の中に、手に葡萄を持った薬師如来が現れました。行基はその夢を喜び、早速夢の中に現れたお姿と同じ薬師如来像を刻んで安置した。と言うものだそうです。実際に国重要文化財に指定されている薬師様の手にはぶどうが一房・・・。ただし、この薬師像を含む「薬師三尊」は、御開帳時(次回はH25.10.1~10.8)でないとご覧になれません(涙)
私たちがお邪魔した時にも、平日にもかかわらず結構お参りに見えている方がいて、しかも県外ナンバーの車が何台も止まっていました。きっと御開帳時にはすごい人出になるのでしょうね。
今日の八ヶ岳はやっと穏やかな春が戻ってきた感じです。桜の花も安心して開くでしょうか?